10月12日・16日・17日に当JAの年金受給者108名が3班に分かれて、日帰り旅行を行いました。
地域に流れる川が日野川・九頭竜川を辿り、やがて日本海へ注がれる姿を追いながら、
過去に福井を襲った水害や治水事業に尽力した杉田定一氏の功績について学習しました。
また、昨年の大河ドラマの題材にもなった「平清盛」ゆかりの地を巡り、歴史に思いを馳せました。
治水記念館
河川の堤防図解や過去の災害の新聞等を見聞し、学習しました。
その後、平成16年の福井豪雨で決壊した福井市春日の足羽川堤防を訪れ、
当時の被害の大きさを実感しました。
三国港突堤
三国港突堤は、土砂の堆積によって水深が浅くなり、船の運航に支障をきたすようになった三国港の
防波・防風と航路への土砂堆積防止を目的として整備された日本初の西洋式捨石防波堤です。
築後100年以上経過した現在でも導流堤兼防波堤としての機能を果たしています。
西藤島公民館
日野川・九頭竜川・足羽川に囲まれているため、幾度も水害に襲われたこの地には、
三大河川改修に尽力した杉田定一氏を称える碑が建っています。
また一説としてこの地には、平清盛の寵愛をうけた白拍子・祇王とその妹の祇女が
移り住んだといわれており、石の祠と祇王の詠んだ歌の碑が建っています。
城福寺
城福寺は、平清盛の継母である池禅尼の子・頼盛の長男・保盛が鎌倉時代に開いた寺院です。
平治の乱の後、源頼朝が平家に捕えられた際、池禅尼は清盛に懇願し、頼朝の命を救いました。
頼朝はこの恩を忘れず、頼盛一族を平家追討の対象外としたといわれています。
また途中、芦原温泉にも立ち寄り、参加者は源泉かけ流しの温泉で日頃の疲れを癒していました。