日本晴の一大産地を目指す稲作振興策の研修会が、12月26日にJA越前
たけふ本店で開催され、管内の農家約200名が出席しました。
研修会の冒頭には、12月5日にNHKのナビゲーションで放映された
「農家に希望を 福井発 異端農協の挑戦」の上映が行われ、現在、国会で審議
されている農業・農協改革に先駆けたJA越前たけふの米販売戦略等の取り組み
が紹介されました。
その後、冨田組合長が「インセンティブ買入制度など付加価値を高めた米の
販売を更に進める中で、次年度からは寿司専用とした特別栽培日本晴や農薬
8割減あきさかりの生産にも是非とも取り組んでほしい」と挨拶がありました。
営農販売課の担当者からは、今年の傾向や課題が報告され、「株の成長期に
暑く、穂数が多くなったものの、粒が太る時期に日照が足りない気候が影響し、
収量が上がらなかった」ことと、日本晴復活プロジェクト2年目に向け、肥料の
量や成分を見直し、2年目は400ヘクタールで作付する計画の説明がありました。
又、27年度より高付加価値販売と低コストへの挑戦として、特別栽培省農薬
(農薬8割減)あきさかりの契約栽培を140ヘクタールで推奨していくことや、
その栽培方法についても説明があり、参加者は真剣な面持ちで耳を傾けていました。